広報オンライン(アーカイブ)
November 20, 2014
「教員」
▼冨原眞弓著、安達まみ監訳(安達まみ・酒井もえ・古谷祐子共訳)
▼Garm the People’s Watchdog: Tove Jansson and Finland-Swedish Culture’s Definitive Caricature Magazine
▼2014年11月、青土社から刊行。A5判、372頁。
▼スウェーデン語系フィンランド人の作家・画家トーヴェ・ヤンソンとその母シグネ・ハンマルステン=ヤンソンが挿絵画家として活躍した、スウェーデン語系フィンランドの風刺雑誌『ガルム』についての本格的研究書。▼本書はトーヴェ・ヤンソン研究をしている本学哲学科冨原眞弓教授の著書『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界』(青土社、2009年)の英語版(全訳)です。
▼原著は出版当時、文芸評論家の富山太佳夫氏や作家の堀江敏幸氏から高く評価されたとのことです。▼本国のフィンランド、スウェーデンを始め欧米にも類書はない、ユニークな研究書で、トーヴェ・ヤンソン生誕百年にあたる本年、英語版が出版されたことは、世界のトーヴェ・ヤンソン研究にとって、大変意義深いとのことです。▼英語版出版の意義が認められ、フィンランドのスウェーデン文化協会の出版助成を得て刊行の運びとなりました。
▼監訳者は、本学英語英文学科安達まみ教授です。翻訳者の酒井もえ氏は、本学英語英文学科の卒業生で、同学科の非常勤講師、古谷祐子氏は、本学の大学院研究生として安達教授に師事しました。