広報オンライン(アーカイブ)
June 12, 2017
「展示、久邇宮御殿文庫」
▼2017年度第2回図書館展示が行われています。▼展示内容は、-1年次生の願いを、叶えた-久邇宮御殿"美術館"。▼開催期間:6月12(月)~7月14日(金)。開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース。
▼例年、4月中旬から5月下旬にかけて、「Library Tour」が行われます。 授業において、図書館スタッフが1年次生に対し、図書館の説明、図書館ツアー等を実施するものです。1年次生にとっても図書館にとっても、重要な位置付けとなっています。
▼毎回、「Library Tour」終了後、アンケートを記入してもらっています。本年、新たな項目として「Q あなたの理想の図書館はどんな図書館ですか?」を追加しました。
▼それに対し、「聖心女子の図書館は今のままでじゅうぶんすてきだとおもいます。」と、うれしいうれしい意見を書いてくれた1年次生もいましたが、ほかにも様々な意見が寄せられ、その中に、「美術資料とそれに合った空間(絵画のレプリカとか)」というものがありました。
▼美術資料、絵画、空間、美術資料、絵画、空間・・・それは美術館のことでは?。美術館、美術館・・・そういえば、本学キャンパス内にも以前、美術館があったのでは・・・。
▼それは、久邇宮御殿です。「博物館研究」(第3巻第1号、1930年1月1日発行)に、「久邇宮邸内の美術館」という記事があり、「同宮邸の御用画は、(略)現代日本画家約3百名位優に現代邦画家を網羅して居ると云っていい」の記載があります。「現代邦画家を網羅」、数多くの作品を所蔵していたことが分かります。「久邇宮御殿"美術館"」と言えるのではないでしょうか。
▼1年次生の「美術資料とそれに合った空間(絵画のレプリカとか)」の願いを叶えるため、図書館スタッフが全力で資料の収集に当たりました。その結果「全て新規入手資料」という展示構成が実現しました。
▼展示ケース2台という、さ・さ・や・か・な「空間」ではありますが、「美術資料」、「絵画」等により、さ・さ・や・か・な「久邇宮御殿"美術館"」を再現してみました。意見を寄せてくれた学生のみならず、在学生の皆さん、是非「久邇宮御殿"美術館"」をご覧ください。