広報オンライン(アーカイブ)
March 08, 2023
「教員、武島文庫」
▼尾上八郎(柴舟)先生の短歌が掲載された『日本短歌史』(大正二年一月二十五日、山内素行、敬文館)があります。▼当該短歌は以下のとおり。▼また、当該本は武島文庫所収です。
・大君の千歳をよばふたづの音に松の嵐は靜まりにけり(尾上八郎 p.259)
・若き世を去らむとすなり靑は草紅は少女の頰はなれゆく
・星くらき波の傾く遠海の帆の影思ふ秋の夜の聲
・我が胸や淸き古鄕そのかみの夢めの人こそ歸り來にけり
・花と葉のなさけ聞きつや日もすがらこたま友とし斧振ふ子よ(以上 柴舟 p.270)