▼図書館関連の研修で京都に行ってきました。▼この機会に、皇室建築である久邇宮御殿との類似点がないか調べるため、京都御所を参観してきました。▼その結果、幾つかの類似点がありましたので、ご紹介したいと思います。▼なお、後掲画像は、全て久邇宮御殿のものです。

▼まず、１点目は、久邇宮御殿表門（着手大正７年６月２０日　竣工大正７年９月２４日）左右筋塀です。▼この塀に、「５通の筋」が入っています。▼「５通の筋」は格式の高い建物に入っているようで、京都御所の壁も、「５通の筋」が入っていました。

▼２点目は、久邇宮御殿御車寄（着手大正６年８月１０日　竣工大正７年４月１６日）の柱です。▼この柱の角は、「几帳面」に彫られています。▼「几帳面」な仕事、「几帳面」な性格等の語源になったと考えられている彫り方です。▼京都御所御車寄の柱もこの彫り方になっていました。

▼３点目は、同じ久邇宮御殿御車寄（着手大正６年８月１０日　竣工大正７年４月１６日）の天井です。▼その天井は、格天井（市松模様）となっています。▼京都御所御車寄の天井も格天井（市松模様）になっていました。

▼このほかにも、類似点がまだあるかもしれません。▼機会があれば、引き続き、調べてみたいと思います。