広報オンライン(アーカイブ)
October 30, 2020
「ゆかり本」
▼本学図書館所蔵、慶長十年(1605)頃古活字版(十行本)『曽我物語』について記載された『日本古典文学大系88 曽我物語』(昭和41年1月11日、市古貞次ほか、岩波書店)が利用開始となりました。▼当該記載は、「解説 四」(p.13)で、「(略)川瀬一馬氏の『古活字版之研究』には、曾我物語の古活字本として、慶長十年(一六〇五)頃刊行の十行本、慶長後半頃刊行の十一行本、(略)の五種が挙げられている。それらの古活字本の中で、もっとも古く刊行された十行本は、(略)十二巻分まとまって、東京大学附属図書館青洲文庫と聖心女子大学附属図書館とに蔵せられている。この大系の底本も、青洲文庫蔵の十行本である(以下略)」と、聖心女子大学図書館所蔵本について、記載されています。