広報オンライン(アーカイブ)
October 26, 2022
「E. T. Britt文庫」
▼エリザベス・ブリット著、聖心女子大学訳『眞理の道』(昭和二十五年九月五日、目黒書店、377ページ)が利用開始となりました(※画像は珍しい「函」付きです)。
▼この著作の内容について、「聖心女子大學論叢」(第一集、昭和二十七年三月一日)の、新刊紹介・彙報、に以下のとおりあります(※PDFがダウンロード可能)。
新刊紹介
ブリット著「真理の道」
カトリック教育における豊富な経験をもつ著者、本学々長が現代知識人のために執筆したカトリック入門書で一九四七年米国で出版、好評を博した Where is truth? の飜訳。平易な文章の中に哲学的に、科学的に、歴史的に、あるいは社会的に現代の最新知識を縦横に駆使して真理への道を、人間の最高目的を説き、生命を与うる真理の本源、聖三位一体論から、地上における神秘体としての教会、真理の唯一の守護者としての唯一の聖なる普遍的使徒承伝の教会、神的生命の源泉としての秘蹟等々、カトリック教理の本質を説いてあますところがない。論旨極めて明快、カトリックに対する疑問をもつ人々、求道者へのこよなき手引書であり、宗教々育にたずさわる人々にとつて最良の参考書であり、卷末には各章ごとに問題と研究課題とが提示され、カトリック用語解説も附されている。飜訳に若干訂正すべき所のあることは惜しい。(目黒書店、昭和二十五年九月刊、B6三七七頁)