久邇宮御殿文庫

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金島桂華代表作畫久邇宮御殿御杉戶「鶴」は、澁谷か?京都か?

▼金島桂華代表作畫久邇宮御殿御杉戶「鶴」があります。▼「詩と芸術」(第一卷第五號、昭和十四年十二月十日、詩と美術社)の「金島桂華論」(p.45)、「金島桂華先生・代表作畫年表」、「昭和四年」に記載されています。▼さて、この久邇宮御殿は、どこの久邇宮御殿でしょうか。▼実は、久邇宮御殿は、京都及び澁谷にありました。▼同ページの年表上部に、金島桂華の現住所があり、京都と記載されています。▼距離からすると京都久邇宮御殿の御杉戶が妥当ような気がします。▼しかし、大切なのは「昭和四年」という年号です。▼この時期、澁谷久邇宮御殿では、しきりに、大量に、御襖、御杉戶等に作畫がされていました。▼この点から、金島桂華代表作畫久邇宮御殿御杉戶「鶴」は、澁谷久邇宮御殿のものである公算が高いのです。▼ただし、これだけの資料で確定することは難しいので、更なる資料調査が必要です。

 

 

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